2020年11月14日土曜日

店長小川の音楽うんちくリターンズ ~ギターのコードフォーム~

 どーも!店長の小川です!31歳です!


食欲の秋のせいで毎年この時期は体重が増えてしまいます。

いろいろ美味しいのが悪い!!!

あーでも今年のサンマは細いですね。高いし。個人的にはあれくらいのほうがサラッと食べられて好みですが…


まあ余談はこの辺にしておいて…

今回は”ギターのコードフォーム”についてお話ししようかなと。

とはいっても小難しい話ではなく、特にビギナー~ちょっと弾けるくらいの方練習を楽しめるきっかけになれば良いかなという感じです。


「ギターはFコードで挫折する」

なんてのをよく聞きますね。後でお話ししますが、Fコードはかなり簡単で且つオープンコード以外の多くのコードの基本となるフォームです。なので、本当にFコードで挫折したのなら厳しい意見かもしれませんがギター以外も長続きしたことが無い方なんじゃないかなと。

「実はFよりBのほうが難しい」

と、ギターを弾いている多くの方が口をそろえて言います。実際これはマジです。大マジ。

というのも、どちらも1本の人差し指で5,6本の弦を押さえるバレー(セーハとも言います)をした状態で他の指を使って押さえるコードフォームの為、人差し指以外の指の自由度が下がりやすいんですね。

Fコードは中指~小指の3本で1つずつ押さえるフォームなので、バレーがしっかりできていればクリアしやすいのに対し、Bコードはフレット1つあけて3つ並んだ弦を押さえる為、多くの方の場合中指が届きにくい、指が3本収まりにくい等の問題が出てきます。おまけに6弦のミュートをバレーしている人差し指の先で行います。

以下がそれぞれのコードフォーム。

 で、Bコードを皆どう弾いてるかというと、実際は3本の並んだ部分を薬指1本でベタっと押さえる、又は薬指と小指の2本で押さえるという方法で押さえるという方法が多いですね。私も薬指一本でベタっと押さえることが多いです。


なぜいきなりFとBの話をしているかと言いますとですね…

ギターを始めるときほとんどの方がCDEFGABのメジャーコードを覚えて、マイナーコードを覚えて…という風にやっていくと思います。

CDEFGABのメジャーコードのみで弾ける曲というのはほとんどありませんので、当然マイナーコードも弾けないと簡単な曲と言われる曲もできないわけでして…

例えばマイナーコードになるとCmとGmもバレーコードになりますし、#や♭が付けばほとんどのコードはオープンコード(バレーをせず開放弦を交えたコード)では弾けません。

そしてそのコードフォームの基本となるのがFとBのフォームなんです。

いくつか例を挙げますと、


 早速頭が痛くなりそうですが…

逆に言えばFとBが弾けたら一気に道が開けるんですよ!


さて、相変わらずすでにボリュームがありますが基本のお話はここまでにして本題に入りますね。

コードってたくさんあって覚えられない!って思う方が多いと思うんですけど、見方を変えて少し頭を使うとすんごい楽になるんですよ。

まず、ルート(コードの一番低い構成音)ってほとんど5弦と6弦なんですね。(DとD#がルートになると4弦ルートが多くなります)

加えて、よくよく見ると同じコードの6弦ルートのフォームと5弦ルートのフォームって下から4つめの音が5弦ルートになると半音上がるだけなんですよね。

これは開放弦と隣り合う低い音の弦の5フレットが同じ音で、3弦のみ4フレットという関係からみればわかって頂けるかなと思います。

ということは、6弦ルートの1つのルートでいろいろなコードを覚えてしまえば、5弦ルートでは同じコードフォームのまま移動して2弦を1フレット上げたら完成!なわけですね。

というわけでちょっとみてみましょうか。


ね!?
で、各コードの覚え方についても、メジャーコードと比較して何がどうなったかをしっかり見てみてください。このコードはここがこうなるやつ!って覚えておけば楽ですよね。

ここまでわかると簡単な曲はコードフォームの図などを見ずにコード進行だけで簡単な曲がサクサク弾けるようになります。
友達に「なんか弾いて―!」といわれても、対応しやすいです。

ですが!最近人気の曲っていわゆる”おしゃれコード”とか言われるような複雑なコードを使う曲が多いんですよね…。
複雑なコードは、コードフォームも複雑になりますが
バレーコードを使わないコードも多いです。バレーコードが苦手な方はこのステップに一気に行っちゃうのもありかもしれません。


より音楽的にコードを見ていく考え方ですが、まずギターでドレミファソラシドを弾けないと難しいかもしれません。

というのも、コードのアルファベットの後につくm7とかaugとかsus4とかadd9っていうのは、実は理解すると分かりやすい基本のコードに対してここをこうして!とか、これ足して!っていう指示なんです。
例えばM7(メジャーセブンス。△7とかmaj7と書かれることも多いです)
これはルートに対して長7度の音を足してね!ということなので、
Cドミソですよね?じゃあ、CM7というのは
ドレミファソラ 長7度なので、ドミソシになるわけですね。
じゃあ、Cのコードにを足しましょう!

あれ?っておもいました?

ここがミソです。6本の弦の中で、いかに楽にそのコードを作り上げるか。というか、そうしないと押さえられなくなってしまったりしますからね!笑

3~5弦でドミソが完成していますから、オクターブ上のドになっている2弦を半音下げてCM7の完成!

と、コードがどういう意味かを理解してコードを組み立ててみるんですね。

そうすると、例えばバレーコードが苦手でも、バレーせずに”省略できる音”を省略して苦手なコードをサボったりもできちゃうわけです。省略できる音は、オクターブで複数ある音どれを省略するかでまた響きが変わるのもギターの面白いところ。

小難しいと思っていたコードも意味が分かれば簡単!

add99度の音を付け足す。m7-5ならマイナーに短7度と減5度。みたいな。

あとはdimのようなコード変なコードもありますが、それは頑張って覚えてください!笑

それができれば、ギターの指盤上のドレミさえわかっているだけでパパっとコードフォームが組み立てられるわけです。

曲を作ったりなんかする場合にも役に立ちますよ!


いろいろなコードを覚えると、「これとこれは構成音がよく似てる」というコードがたくさん出てきます。

そういうコードを連続させてクリシェにしてみたり、コードを代用してちょっとひねってみたりなんかもできて楽しくなりますし、曲を聴いていて「ここでこのコードか!」みたいな楽しみも増えたりしてより音楽を楽しめちゃったりしちゃうかもしれません。



さて、そんなわけで!いかがでしたでしょうか。

Fコードがうまく弾けない方は、バレーせずにFコードを弾く工夫をしてみてもいいかも?ですよ。ヒントは親指



次回は”トレモロアーム”についてお話しようかなと思います。案外面白い世界ですよ…!



YouTube

Dananananaykroyd - Muscle Memory

ダナナナネイクロイドと読みます。ナが多い!明るくて楽しい気分になるコードとはちゃめちゃな映像がなんとも楽しい気持ちにさせてくれます。残念ながらこのMVが出た年に活動を終了してしまいました。彼らは今何をしているんでしょうか。知っている方いたら教えてください!




それでは!

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